試合会場:海の森水上競技場
所在地:東京都江東区青海三丁目地先
収容人数:
・オリンピック カヌー(スプリント):12,800人
・オリンピック ボート:16,000人
・パラリンピック カヌー:12,800人
・パラリンピック ボート:12,800人
東京オリンピック・パラリンピック2020 カヌー/ボートの試合会場は、「海の森水上競技場」という会場で行われます。
「海の森水上競技場」という名前も初めて聞いたので、少し調べてみたら、とんでもない場所にありました。
まず、競技場の名前がおかしくないですか?
「海の森」って…「海」なのになぜ「森」?
もしかして、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の「森喜朗」会長に忖度したの?
と思いましたが、会場がある場所は、元々「海の森公園」という名前の公園だそうです。
画像で見たら、確かに森のように木々が生い茂っている公園でした。
しかし、1973年から1987年にかけて埋め立てられた、1,230万トンのごみと建設発生土の上に造った公園なんですね…
ゴミの上を造成したとなると、大腸菌や色々な細菌などは大丈夫なのでしょうか…?
と、それを言ってしまったら、湾岸地区は大体ゴミ処理場跡地だったりするんですけどね…
海の森水上競技場で実施される競技
・オリンピック カヌー(スプリント)
・オリンピック ボート
・パラリンピック カヌー
・パラリンピック ボート
海の森水上競技場で実施されるオリンピック・パラリンピック競技は、カヌー/ボートの試合になります。
海の森水上競技場へのアクセス情報について
下記は、海の森水上競技場へのアクセス情報になります。
交通の便としては、「東京テレポート駅」からのバスと、近隣の駅からのタクシーしかありません。
・東京臨海高速鉄道りんかい線:「東京テレポート駅」下車~
*新木場駅~東京テレポート駅間:7分
*大崎駅~東京テレポート駅間:11分
*渋谷駅~東京テレポート駅間:17分
*新宿駅~東京テレポート駅間:23分
・都営バス「波01」:中央防波堤行き
少ない時間帯で1時間に1本、朝夕ラッシュ時は1時間に5~7本
「東京テレポート駅前」から乗車~
6駅14分(210円)環境局中防合同庁舎前下車15~20分
・JR京葉線、東京メトロ有楽町線、東京臨海高速鉄道りんかい線:「新木場駅」下車
タクシー利用約15分
・東京モノレール:「流通センター」下車
タクシー利用約15分
海の森水上競技場周辺の駐車場
※海の森水上競技場周辺には、駐車場はありません。
一番近隣にあるとしても、「テレコムセンター駅」周辺になります。
住所:東京都江東区青海2-5
・料金(全日)
7:00~23:00:60分 660円
23:00~7:00:60分 110円
※7:00~23:00 最大料金 1,870円
駐車場タイプ:平地/自走
支払い方法:現金/千円札使用可、クレジットカード、電子マネー、タイムズビジネスカード、タイムズチケット
領収書:発行可
収容台数:421台
営業時間:
・入庫可能時間(07:00~22:00)
・出庫可能時間(07:00~23:00)
優待:【パーク&ライド優待料金】テレコムセンター駅(他7駅)をPASMOでご降車の方、駐車料金500円ご優待
住所:東京都江東区青海2-4
・料金(全日)
7:00~23:00:60分 660円
23:00~7:00:60分 110円
※7:00~23:00 最大料金 1,980円
駐車場タイプ:地下/自走
支払い方法:現金/千円札使用可、クレジットカード、タイムズビジネスカード、タイムズチケット
領収書:発行可
収容台数:58台
営業時間:
・入庫可能時間(07:00~22:00)
・出庫可能時間(07:00~23:00)
住所:
・料金(月~金)
0:00~00:00:60分 660円
※当日1日最大料金(24時間迄) 1,870円
・料金(土日祝)
0:00~00:00:60分 660円
※当日1日最大料金(24時間迄) 2,200円
駐車場タイプ:平地/自走
支払い方法:現金/千円札使用可、クレジットカード、タイムズビジネスカード、タイムズチケット
領収書:発行可
収容台数:216台
営業時間:24時間
入出庫可能時間:24時間入出庫可
住所:東京都江東区青海2-2
・料金(全日)
7:00~23:00:60分 440円
23:00~7:00:60分 110円
※7:00~23:00 最大料金 1,650円
駐車場タイプ:地下/自走
支払い方法:現金/千円札使用可、クレジットカード、タイムズビジネスカード、タイムズチケット
領収書:発行可
収容台数:51台
営業時間:
・入庫可能時間(07:00~23:00)
・出庫可能時間(07:00~23:00)
住所:東京都江東区青海2-2
・料金(全日)
7:00~23:00:60分 440円
23:00~7:00:60分 110円
※7:00~23:00 最大料金 1,650円
駐車場タイプ:平地/自走
支払い方法:現金/千円札使用可、クレジットカード、タイムズビジネスカード、タイムズチケット
領収書:発行可
収容台数:28台
営業時間:24時間
入出庫可能時間:24時間入出庫可
※来館者用専用駐車場
住所:東京都品川区東八潮3番地
・料金(全日)
10:00~17:00:最初1時間まで 1時間 300円、以降30分 100円
駐車場タイプ:平地/自走、友人
支払い方法:現金/千円札・一万円札使用可
領収書:発行可
収容台数:400台
設備:障害者専用スペースあり(8台)
営業時間:
・入庫可能時間(09:00~18:00)
・出庫可能時間(09:00~18:00)
定休日:毎週 月曜日、月曜日が祝日の場合は翌日、船の科学館に準ずる
まとめ
この「海の森水上競技場」は、交通の便の観点から考えても、とんでもない場所にあります。
会場近くまで行くバスは、便数は多くはありませんが一応あります。
一番最寄りの駅は、ゆりかもめの「テレコムセンター駅」になります。
「テレコムセンター駅」のそばには、有名な「大江戸温泉物語」があります。
テレコムセンター駅から、同じ埋立地の先頭まで徒歩で歩くとしたら20分ぐらいで行けますが、会場は海を隔てたもう一つ先の埋立地になります。
そして、その埋立地を繋ぐのは海底トンネルなので、車しか通れないため、なぜこんな辺鄙な場所に広大な公園を造ったのか理解に苦しみます。
ネットで調べると、「ごみと建設発生土で埋め立てられた場所を、植樹活動によって緑あふれる美しい森に生まれ変わらせる事業」で、資源循環型の森作りを目指しているそうです。
何年かかるかわかりませんが、この辺りも今のお台場のような場所に変身しているかもしれません。
しかし、オリンピックは今年2020年に行われます。
こんな辺鄙な場所で開催して大丈夫なのでしょうか?
ここに行くには、数少ない路線バスかタクシーしかありません。
オリンピック時には、シャトルバスが配備される可能性はありますが、会場には駐車場もないので、やはりバス・タクシー以外の方法は無いでしょう。
そして、この会場について、もう一つ大きく議論される問題が起こっていました。
当初の予算では、この場所の施設整備費は「69億円」でした。
また、当初の計画では、会場は現在の「海の森公園」がある場所ではなく、もう一つ先の埋立地でした。
そして、いざ計画が動き始めて諸経費を計算し直したら「1千億円超」になることがわかりました。
というのは、計画地に作る会場の観客席下などの地盤が弱く、腐食も引き起こすために造成し直す必要があるということでした。
69億の予算が1千億円超に膨れ上がったのですよ?
当初の15倍ですよ?
お役人仕事にしても、あまりにもひどいですよね?
それで、揉めにもめ、結局「ゴミ地盤」ではない反対側の今の場所、「海の森公園」側に場所を変更したそうです。
ですが、それでも整備費は、計算した段階で「491億円」かかるということになり、この金額で予算を組んだそうです。
この時点での金額は、当初の予算(69億円)の約7倍になっています。
実際に工事が終わった時点では、最終的に建設費は圧縮され「308億円」で済みましたが、それでも当初の予算(69億円)の6.2倍です。
お役所仕事はいい加減です。
しかも、カヌーやボートの選手やファンには本当に申し訳ありませんが、メジャーな競技では無いですよね?
収容人数も12,000~16,000人ですし。
ここで思い出したのは、東京オリンピックの象徴である「新国立劇場のザハ案」に、「2,520億円」かかると揉めに揉めて中止になった問題。
これも概算で「2,520億円」なので、頑張れば「2,000億円」ぐらいにはなったのではないでしょうか?
この辺鄙な場所に約「491億」の予算を計上するくらいなら、オリンピックの象徴に「2,520億円」の予算をかけるのは、別に良かったんじゃないかと思えてきました。
あくまでも個人的な見解なので、お許しを…