3月初旬にトイレットペーパー品切れの記事を書きました。
あれからもう2週間以上経つのですが、状況に変化があったのでしょうか?
そう言えば、山中伸弥教授がコロナのHPを開設しました。
トイレットペーパーの品切れ継続中?
近所のドラッグストアやスーパーに定期的に顔を出しますが、夕方から夜にかけての時間帯だからなのか、いつも棚は空っぽ状態です。
多分、朝には在庫が入っていると思われますが、近所の奥様達に買い占められているような気がします。
テレビやネットでは、
「在庫はたくさんあります!心配しないで!そのうち正常に戻ります!」
と言う情報、何度も見ていますが、もう2週間以上経つのに全く解決していない様子…
うちの近所は、どこ行っても毎回こんな感じです…
トイレットペーパーが、まだ買い占められているのは何でだろうか(ー ー;) pic.twitter.com/PY6yLKMjfg
— 千酱 東京⇄北京 (@qianzhi_) March 16, 2020
場所が東京だからなのでしょうか?
地方では、もう品薄の解消はされたようですね…
東京都都内のうちの近所
トイレットペーパーやティッシュ
いつも売り切れなのにあるとこは
キチンあるですね
⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾💦買いたいけど…
九州まで来て購入は…💦我慢、我慢。 pic.twitter.com/rMfIjZTNcF
— 三月(みつき)🍭🍭🍭/子守で奮闘中💦〜23日迄実家帰省(九州) (@mituki0310) March 20, 2020
東京はまだトイレットペーパーないの?
息子がないから送ってって言うので送ったけど😅
こちらはもう落ち着いてるよ。
誰も群がってはいない。
マスクは無いけどね。 pic.twitter.com/eqoIfia3xy— こう (@mayutomo0409) March 20, 2020
トイレットペーパー品薄はSNSのせいじゃない?
先日、朝日新聞デジタルに面白い記事が出ていました。
――店頭のトイレットペーパーが消えたきっかけは「トイレットペーパーが不足する」というSNS上のうわさだと言われます。
「私たちがサーベイリサーチセンターと行った調査では、そのうわさをSNSで知ったという人は10%にすぎません。
半数近くはテレビでそのうわさの存在を知り、また品切れの状況をテレビや直接見て知っています。
トイレットペーパーに限らず買いだめは他国でも起きており、一つのうわさが原因ではないのです」
――テレビは有力な情報源なのですね。
「コロナについて不安を持つ人が多いから、新しい情報を求めていつも以上に、必要以上に情報に敏感になっています。
ウイルスは肉眼で見えないので、テレビで『画になる現場』として、ドラッグストアの空の棚が繰り返し報道されたのです」
――工場や大型店に大量のトイレ紙がある様子も報道されました。安心を呼んだのでしょうか。
「不安をあおるという意味では、トイレ紙がたくさんあるシーンもないシーンと同じです。
消費者にとっては、自分が実際に買える店に商品がなければ意味がありません。
山積みの映像と目の前の現実のギャップが、不満と不安をかき立てます。
『あるところにはこんなにありますから落ち着いてください』というメッセージの出し方は、逆効果です」
この朝日新聞デジタルの記事の内容ですが、薄々気がついていました。
自分の母親もSNSなどとは全く縁遠いですが、トイレットペーパーの品薄情報は早い段階から知っていました。
当然、情報源はテレビです。
「そのうわさをSNSで知ったという人は10%にすぎません」
やっぱり、そうですよね~
テレビで煽るからですよね~
テレビで報道すればするほど、庶民の頭はネガティブな情報に占領されてしまいます。
「紙が品薄?」→「無くなる前に、早く買いに行こう。」
「今日はあるかな?」→「あっ、一つ残ってた。無くなる前に買っとこう!」
こうなるわけですよね?
日本のテレビ局のニュース番組は、もう随分前からニュースというタイトルはついていますが、時間の半分以上はバラエティー化していません?
近所の美味しい店とか
今流行っているのは何?とか
「そんな情報は良いから、ちゃんとニュースの報道をやって下さい!」
と、毎回テレビの前で1人でつぶやいています。
ドラッグストア店員からのお願い
ドラッグストアで働く店員さんのツイートが評判になっています。
ドラッグストア店員からのお願いです。トイレットペーパーは本当に必要な方以外は、1週間ほど購入を控えていただきたいです。倉庫にも在庫は十分にあり、いつも以上に入荷もしていますが、棚が全部埋まる前に買い尽くされてしまうため、図のような無限ループに陥っています。一旦落ち着いて下さい! pic.twitter.com/jWlcEHl2h1
— i (@hmdr191) March 4, 2020
ツイート主のお店では、トラックの容量は限られているため、積み込めるダンボールの数も限られており、1日何回かに分けて紙製品の納品があるそうです。
しかし、納品されるとあっという間に無くなってしまうそうです。
デマだとわかっていても、毎回店舗に在庫がない状況を見てしまうと、誰しもネガティブな方向へ意識が向くので、不安でつい手が伸びてしまうのでしょう。
そのため、店に入荷しても、直ぐに品切れになってしまうのです。
この、店の中で起こっている『品薄のループ状態』をなくすために、ツイート主はイラストを投稿し、それが拡散されたわけです。
そして、ツイート主は、数多くの人に向けてこのように呼びかけています。
「本当に必要な人以外、1週間ほどトイレットペーパーの購入を控えてほしい」
「棚に商品がないのは、メーカー品切れしてしているからではありません。
むしろいつもより沢山入荷しているくらいです。
みんながいつもどおりに購入してくれればすぐに売り場は元に戻ります。
どうか冷静な購入をお願いいたします。」
他国の状況はどうなの?
日本では、マスクや紙製品の品薄状況はまだまだ解決しているとは言い難いですが、どうやらヨーロッパやアメリカでも同じような状況のようです。
「イギリス」
イギリスもトイレットペーパーとティッシュペーパー品薄( ´゚д゚`) pic.twitter.com/38w1H2bzX8
— いとさん@London (@catlover1202) March 13, 2020
うはっ、とうとう🇬🇧のスーパーにもトイレットペーパーとパスタの品薄状態キタッー!!
更にインド米やベイクドビーンズ缶も品薄になるのはお国柄かw
コレが品薄状態ってヤツか初めて見た pic.twitter.com/5zS09B0GW8
— なにとぞ -HGUC用バリュート作成再開しました- (@nanitozo1) March 14, 2020
「ドイツ」
ドイツでも徐々にトイレットペーパー類・ハンドソープ・生理用品が品薄状態になりました😭
3月15日時点で、ドイツ国内で感染者が4000人を超えています。
元々、マスクや咳エチケット等がない国なので、更に感染が広がると思われます😣
早く終息しますように。 pic.twitter.com/pmXzw4oeIN— Maiko Travel MUC (@MaikoTravel) March 14, 2020
「フランス」
フランスでライフラインということで営業がまだ許可されているスーパー。月曜朝からレジには長い列。トイレットペーパー、クッキングペーパーが品切れ。ティッシュ、パスタが品薄。日本と似たことがここでも起きているみたい。 pic.twitter.com/dgeSYKzrxE
— daisuke@マルセイユ (@kakudaisuke) March 16, 2020
フランスもパスタとトイレットペーパーが品薄。。。 pic.twitter.com/mcTSASCm83
— yoh_art (@BiBiBiBi_art) March 14, 2020
「オランダ」
日本もまだトイレットペーパー品薄らしいけど、オランダもいよいよ品切れになったなぁ。どうしょうもない。しばらく余裕あるからいいけど、どれくらいで補充されるかね〜 pic.twitter.com/AfdXNcdlwX
— しまさん(原点回帰) (@shimasan_origin) March 18, 2020
「フィンランド」
フィンランドでもコロナウイルスの影響で公立の学校がかなり休みになっていて、彼氏の通うヘルシンキ大学も暫定措置として来週は全授業中止・自宅学習。さっき近くのスーパーに行ったら人は少ないし、かなり品薄だった〜
トイレットペーパーはもちろんこの有様(昨日時点) pic.twitter.com/eluCZgOcTV— ノグミ (@akimmai) March 15, 2020
「カナダ」
カナダの大学キャンパス内のスーパーでもトイレットペーパー品薄…
キャンパス内だからマシかと思ったけどそうでもないのね pic.twitter.com/TNSaA4E1hZ— 高飛びした刺身🇨🇦 (@raw_fish_) March 19, 2020
「アメリカ ボストン」
11:00am のBJ’s。品薄は品薄ぎみだけど卵もミルクもまだ売ってた。トイレットペーパーやティッシュはやっぱり売り切れ。パンはしっかり包装されているものだけ。 pic.twitter.com/ZHVqtSN1Vv
— マキバジャノメ (@bostonoba2020) March 16, 2020
「アメリカ 南部
『国家非常事態宣言』にパニック状態のアメリカ南部
スーパー3軒を回った。サンドイッチ用パン、除菌スプレー/ジェル、トイレットペーパー、レンチンするだけの冷凍食品、じゃがいもが売り切れ。ついでにマヨネーズも品薄だった。
アメリカ人はサンドイッチと冷凍食品とイモで生きていることが判明。 pic.twitter.com/qEu7e6ADcK
— 由海@カクヨム (@ahirunranrun) March 15, 2020
全世界的に、紙製品や日持ちする食料品などの買い出しに右往左往しているわけですね…
まとめ
地方の情報はよくわかりませんが、少なくとも東京ではまだトイレットペーパーやテッシュペーパーの品薄は解決しているとは言い難いです。
トイレットペーパー品薄デマ騒動の発端からそろそろひと月経ちますね。
食らえ「一時的な品薄だからすぐに入荷されるし冷静に待て」とツイートしてた無責任ども 近所のドラッグストアは今日も空っぽ!! pic.twitter.com/vDBkJckBCJ— くだ (@kudanohito) March 20, 2020
この新型コロナウイルス騒動が、例えば後2週間で解決するという期間限定ならば、このような品薄状況は割と早めに解決するのではと思います。
しかし、先が全く見えない状況なので、心理的な不安というのは、思っている以上に心の中で増幅しているような気がします。
となると、各人の危険察知能力が自動的に作動して、最悪な状況を避けるために、自然に行動してしまうのではないでしょうか?
品不足の解決は、当分先になるのでしょうか…?