世の中が新型コロナウイルスで大騒ぎしている隙きに、政府がこっそりと重要案件を閣議決定していました…
【海賊版対策】違法ダウンロード、漫画・雑誌・論文も刑事罰にhttps://t.co/TqulCKr9gE
現行法は音楽や映像に限っているが、対象を拡大。施行日は2021年1月1日とし、今国会での成立を目指すという。
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 10, 2020
下記の案件に関しては、もっと早く対応してもらいたかったものです。
【マスク転売規制 閣議決定】https://t.co/iK85wquEHc
政府は閣議で、小売店で購入したマスクを取得価格以上で転売する行為を禁じるため、国民生活安定緊急措置法の政令改正を決定した。違反者には1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す。15日に施行。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 10, 2020
マスク転売規制を閣議決定
2020年3月10日、政府は、小売店で購入したマスクを取得価格より高値で転売する行為を禁じるため、国民生活安定緊急措置法の政令改正を、閣議決定しました。
このマスク規制に関しては、個人的にも何の意義もありません。
先日、マスクはどのくらい値上がりしているのかと調べたのですが、通常価格の4~5倍は普通で、通常の10倍ぐらいの価格設定をしているマスクもありました。
中には、マスクは定価ですが、購入しようとすると送料をバカ高く設定している悪徳業者も横行しているみたいです。
現在花粉症が猛威をふるっている時期で、例年この時期のマスク需要は一週間に1億枚程だそうですが、現在の需要はその数倍に膨れ上がっているそうです。
新型コロナウイルスに対する恐怖心と、マスクが全くない状況なので、無い物ねだりでより購買意欲が強くなっており、さらに転売目的の買い占めで品薄感がいっそう強まっているため、当分このマスク不足の状況は続くかもしれません。
また、日本で流通するマスクは、7~8割が中国からの輸入品だと言われています。
現状は、中国の方が新型コロナウイルスの影響を大きく受けているため、中国からの出荷にも規制がかかっていましたが、規制は徐々に緩やかになっているみたいです。
安倍首相は、「3月は月6億枚以上のマスク供給を確保します。」と宣言しました。
このような中でマスク転売規制を打ち出しました。
欲を言えば、マスク同様に売り切れ状態が続いているアルコール消毒液などの転売も規制してほしいのですが…
メルカリとラクマのマスク出品禁止
これを受けてメルカリとラクマは、衛生マスクの出品を一律禁止すると発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う衛生マスクの出品禁止についてhttps://t.co/bdkjhtRKfv
— メルカリ (@mercari_jp) March 10, 2020
メルカリは、1週間ほど前に、トイレットペーパーとティッシュペーパーの出品規制も行っています。
【コロナウイルス感染拡大に伴う生活用品等の取引について】
トイレットペーパー・ティッシュペーパーについても入手経路の確認や商品の削除・利用制限等の対象とさせていただきました
著しく高額で出品された商品につきましては、削除対象とさせていただきます。
— メルカリ (@mercari_jp) March 3, 2020
また、ヤフオクに関しては、実は3月4日に同様の発表をしています。
ヤフーは3月4日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスクの品薄状態を受け、14日からネットオークションサイト「ヤフオク!」でのマスクのオークション出品を一律禁止すると発表した。
経済産業省が呼び掛けるマスクや消毒液などの出品自粛に応えた。
出典元:「ITmedia News」
やはり、今回の政府のマスク転売規制は、このような通販サイト・オークションサイトの協力が不可欠です。
欲を言えば、政令の施行は15日から、ヤフオクは14日からなので、出来れば即日で対応してもらいたいものです。
それまでに、転売屋は売り切ってしまう可能性が大きいので…
違法ダウンロード刑事罰化について
3月10日、政府は、漫画などの海賊版サイト対策として、全著作物を対象に、無断掲載されたと知りつつダウンロードする行為を違法とする著作権法改正案を閣議決定しました。
違法ダウンロード、対象を拡大 - 漫画や雑誌、論文も刑事罰https://t.co/ANDGrcZkzM
— 共同通信公式 (@kyodo_official) March 9, 2020
現行法は音楽や映像に限っているが、漫画や雑誌、論文なども対象となり、悪質な場合は刑事罰を科す。
著作権者に損害がない場合などは除外。
施行日は2021年1月1日とし、今国会での成立を目指す。
海賊版に誘導する「リーチサイト」の運営も違法化する。
この規定は今年10月1日に施行するとした。
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このため、今回の改正案では、数十ページの漫画の1コマ~数コマといった「軽微なもの」や、「著作権者の利益を不当に害しない特別な事情がある場合」などを違法対象から除外した。出典元:「The Sankei News」
上記の産経新聞のニュースの中にある、「著作権者の利益を不当に害しない特別な事情がある場合」は、一体誰がどのように判断するのでしょうか?
この違法ダウンロード問題に関しては、下記のように皆さん色々意見があるようです。
・アップロードする人は規制しないということ?
・ダウンロードしないで、見るだけならいいということ?
・どうやってダウンロードした人を捕まえるの?
・ダウンロードしたかどうかを証明して、家宅捜査するということ?どうやって証明するの?
・そもそも一人ひとり捕まえても、大きな解決にはならないのでは?
・違法ダウンロードは音楽ファイルだけでも12億ほどあるらしいが、この全てを検挙して裁判にかけるという事?
この件については、もうひと悶着ありそうな予感…
違法ダウンロード刑事罰化に関する世間の反応
違法ダウンロードの問題
まさにゴミの問題と同じでアップロード者(元栓)締めたほうが早いでしょ pic.twitter.com/sAbaYEwUww— ika墨 (@ikasumi_tan) March 10, 2020
違法ダウンロードじゃなくて、違法アップロードを厳罰化しろよ
ダウンロードが違法かどうかなんてどうやって判断すんだよ— なつみんぬ♎👹🍭 (@Azul_Fabre) March 10, 2020
違法ダウンロード、漫画や雑誌も対象に 著作権法改正案を閣議決定:日本経済新聞 https://t.co/sUB60cIbii ★今回リーチサイトも違法化となっていますが、これは親告罪です。よって我々権利者(漫画家)たちの意向を無視して、検察官が勝手に起訴することはできません。最終セーフティみたいな?
— 赤松 健 (@KenAkamatsu) March 10, 2020
t.coピックアップhttps://twitter.com/shunrinmonst/status/1237219935798976512/photo/1https://t.co/DjLNhbz6cS— しゅん凛(モンスト) (@shunrinmonst) March 10, 2020
まとめ
新型コロナウイルスに世間が振り回されてる隙きに、政府がこっそりと重大案件を閣議決定していました。
この違法ダウンロード刑事罰化については、反対意見も多く、暫く前から色々な議論がされています。
また、賛成している音楽業界の方々の中には、「違法ファイルの流通によってCDの売上が大きく減少している。」という認識があるみたいですが、今時CDなんて買う人は少数派だと思うのですが…
マスク転売規制に関しては、もっと早く始動してほしかったのと、消毒液にも適用して頂きたいものです。