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2020年度米アカデミー賞の日程、ノミネートされた男優・女優や作品・監督が気になる!受賞するのは誰?

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2020年度米アカデミー賞の受賞作が決定しました!
韓国映画のパラサイト、作品賞・監督賞を含め4冠!
素直にすごい!

 
日本時間の2月10日、2020年第92回アカデミー賞の発表があります。

年に一度のハリウッドのお祭りを楽しみにしている映画ファンは多いと思います。

 

日本のアカデミー賞とは違って世界の映画人の憧れの賞ですから、賞の重みも全く違います。

ノミネートされた全ての映画関係者だけではなく、全世界の映画ファンが、この年に一度の授賞式を心待ちにしているわけです。

今年のオスカーは一体誰になるのか気になりますが、まずは今年はそんな映画がノミネートされているのか、誰が賞にノミネートされているのか、主要な部門のおさらいをしてみようと思います。

第92回アカデミー賞の受賞日程・会場について

2020年第92回アカデミー賞の授賞式の日程は、下記の日時になります。

◇授賞式日時


○米国時間
・アメリカ太平洋標準時(ロサンゼルスなど)
2020年2月9日午後5:00~

・アメリカ東部標準時(NYやワシントンDCなど)
2020年2月9日午後8:00~

○日本時間
2020年2月10日 午前10:00~

◇受賞会場


カリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッド
ドルビー・シアター

上記にあるように、アメリカの東海岸と太平洋側では時間帯が違います。

それは、なぜかと言うと広いアメリカでは、国内でもそれぞれ時差があります。

 

ということで、ニューヨクなどの東海岸は、ロサンゼルスがある西海岸より3時間ほど時間が進んでいます。

第92回アカデミー賞は、西海岸のカリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッドにある「ドルビー・シアター」で午後5時に行われるので、ニューヨークなどの東海岸で見れるのは午後8時~になります。

第92回アカデミー賞の部門数や発表順番について

アカデミー賞で表彰する部門賞は、全部で24部門もあるので、全部が終わるのに約3時間もかかります。

 

発表の順番に関しては、毎年順番が違います。

驚かすためだと以前テレビで聞いたことがありますが、順番の発表自体もありません。

3時間という長丁場ということもあり、飽きさせないためというのもあるかもしれません。

 

因みに、昨年の順番は下記の通りでした。

・助演男優賞
・衣装デザイン賞
・メイクアップ賞
・短編アニメ映画賞
・長編アニメ賞
・視覚効果賞
・短編映画賞
・短編ドキュメンタリー賞
・長編ドキュメンタリー賞
・外国語映画賞
・音響効果賞
・音響編集賞
・助演女優賞
・撮影賞
・編集賞
・美術賞
・作曲賞
・歌曲賞
・脚色賞
・脚本賞
・監督賞
・主演女優賞
・主演男優賞
・作品賞

やはりメインの主演賞や作品賞は、概ね最後の方になると思います。

これは、最後まで見てほしいというのもあるのではないでしょうか?

また、盛り上がって閉幕したいというのもあるのではないかと思います。

 

今年の特徴としては、2019年度と同様に司会者を起用しないことです。

2019年の司会者がいなかったのは、過去のツイートが「人を傷つけた」として司会予定の「ケヴィン・ハート」が辞退したからでした。

この緊急事態で望んだ2019年度のアカデミー賞が思ったより好評だったため、2020年度も同様に司会を立てないで望むことになりました。

第92回アカデミー賞の主要部門賞ノミネートについて

こちらでは、各部門にノミネートされた作品及び人物をご紹介します。

第92回アカデミー賞 作品賞について

第92回アカデミー賞 作品賞にノミネートされている9作品&プロヂューサー名と、それぞれの「Trailer(トレーラー)」映像をご紹介します。

○Ford v Ferrari
『フォードvsフェラーリ』
ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ジェームズ・マンゴールド

○The Irishman
『アイリッシュマン』
マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・ローゼンタール、エマ・ティリンジャー・コスコフ

○Jojo Rabbit
『ジョジョ・ラビット』
カシュー・ニール、タイカ・ワイティティ

○Joker
『ジョーカー』
トッド・フィリップス、ブラッドリー・クーパー、エマ・ティリンジャー・コスコフ

○Little Women
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
エイミー・パスカル

○Marriage Story
『マリッジ・ストーリー』
ノア・バームバック、デヴィッド・ハイマン

○1917
『1917 命をかけた伝令』
サム・メンデス、ピッパ・ハリス、ジェーン=アン・テングレン、カラム・マクドゥーガル

○Once Upon a Time in Hollywood
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
デヴィッド・ハイマン、シャノン・マッキントッシュ、クエンティン・タランティーノ

祝受賞 Parasite
『パラサイト 半地下の家族』

クァク・シネ、ポン・ジュノ

作品賞の予想は、かなり割れています。

『1917 命をかけた伝令』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『パラサイト 半地下の家族』『ジョーカー』『アイリッシュマン』辺りが人気が高いです。

『ジョーカー』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は見ました。

 

『ジョーカー』に関しては、かなり評判が高いのですが、個人的には、作品としてはちょっとつまらない映画のような気がしました。

確かに、ホアキン・フェニックスの演技は鬼気迫るような迫力がありましたが、主人公に共感できるかと言われたら全く共感できないし、作品としてのメリハリもないし、ストーリーも淡々と流れているだけで全く入り込めない、個人的には残念な映画だと感じました。

 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、1960年代後半のリアルなハリウッドが再現され、非常に興味深い映画でしたが、ストーリー自体はそれほど印象に残らない、ごく普通の映画に感じました。

シャロン・テートの事件の部分は史実とは違った結果になっているのがなぜ?という疑問も感じましたが、あれはあれで物語としては良いのかもしれません。

 

仮に『パラサイト 半地下の家族』が受賞したら、お隣の国では大騒ぎになりそうです。

評論家の間では、戦場を驚異の「ワンカット」映像でみせる『1917 命をかけた伝令』が少しばかり優勢ですね。

第92回アカデミー賞 主演男優賞ノミネート

主演男優賞にノミネートされた役者さんは、それぞれ癖の強い実力者が揃っています。

○アントニオ・バンデラス
『Pain and Glory』: サルヴァドール・マッロー役

○レオナルド・ディカプリオ
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 : リック・ダルトン役

○アダム・ドライバー
『マリッジ・ストーリー』: チャーリー・バーバー役

祝初受賞 ホアキン・フェニックス
『ジョーカー』: アーサー・フレック/ジョーカー役

○ジョナサン・プライス
『2人のローマ教皇』: ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿役

この中でこれまでにアカデミー主演男優賞を取ったことのある人は、「レオナルド・ディカプリオ」だけです。

ディカプリオは、「レヴェナント: 蘇えりし者」で、見事念願のオスカーを手に入れています

 

多分本命は「ホアキン・フェニックス」だとは思いますが、「アダム・ドライバー」も侮れません。

第92回アカデミー賞 主演女優賞ノミネート

下記は、第92回アカデミー賞 主演女優賞にノミネートされた女優さんたちです。

○シンシア・エリヴォ
『ハリエット』 : ハリエット・タブマン役

○スカーレット・ヨハンソン
『マリッジ・ストーリー』 : ニコール・バーバー役

○シアーシャ・ローナン
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 ジョゼフィーン・ジョー・マーチ役

○シャーリーズ・セロン
『スキャンダル』 : メーガン・ケリー役

祝受賞 レネー・ゼルウィガー
『ジュディ 虹の彼方に』 : ジュディ・ガーランド役

こちらにも、「スカーレット・ヨハンソン」「シャーリーズ・セロン」「レネー・ゼルウィガー」など、そうそうたるメンバーが揃っています。

受賞予想としては、「レネー・ゼルウィガー」を上げる人が多いです。

「レネー・ゼルウィガー」は、過去にアカデミー助演女優賞を受賞していますが、アカデミー主演女優賞受賞なら初めてになります。

「シンシア・エリヴォ」は、ミュージカル界に突如として現れた新たなスターとして話題の女優さんです。

 

若いのに、もう既に3度も主演女優賞にノミネートされている「シアーシャ・ローナン」も捨てがたいです。

確かにこの人は演技が上手く、最近は色々な映画に出てますね…

第92回アカデミー賞 助演男優賞ノミネート

下記が、第92回アカデミー賞 助演男優賞にノミネートされた俳優さんたちです。

もう説明がいらないほど実力があり、有名な役者さん達ばかりですね…

○トム・ハンクス
『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド』 : フレッド・ロジャース役

○アンソニー・ホプキンス
『2人のローマ教皇』 : 教皇ベネディクト16世役

○アル・パチーノ
『アイリッシュマン』 : ジミー・ホッファ役

○ジョー・ペシ
『アイリッシュマン』 : ラッセル・ブファリーノ役

祝初受賞 ブラッド・ピット
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 : クリフ・ブース役

トム・ハンクスは、1993年に『フィラデルフィア』、そして1994年に『フォレスト・ガンプ/一期一会』で、2年連続アカデミー主演男優賞を受賞しています。

アンソニー・ホプキンスは、1991に『羊たちの沈黙』でアカデミー主演男優賞、アル・パチーノは、1992年に『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』でアカデミー主演男優賞、ジョーペシは1990年に『グッドフェローズ』でアカデミー助演男優賞を、それぞれ受賞しています。

 

ブラッド・ピットだけは、ノミネートは多いのにまだ一度もアカデミー賞を取っていないので、個人的には彼に取ってもらいたいです。

実際、「ブラッド・ピット」を予想している専門家も多いです。

第92回アカデミー賞 助演女優賞ノミネート

下記が、第92回アカデミー賞 助演女優賞にノミネートされた俳優さんたちです。

○キャシー・ベイツ
『リチャード・ジュエル』 : バーバラ・ボビー・ジュエル役

祝初受賞 ローラ・ダーン
『マリッジ・ストーリー』 : ノラ・ファンショー役

○スカーレット・ヨハンソン
『ジョジョ・ラビット』 : ロージー・ベッツラー役

○フローレンス・ピュー
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 : エイミー・マーチ役

○マーゴット・ロビー
『スキャンダル』 : ケイラ・ポシュピシル役

何と、スカーレット・ヨハンソンは、主演女優賞・助演女優賞の両方にノミネートされていますね…

マーゴット・ロビーも、最近メキメキと頭角を現してきた女優さんで、綺麗な上に確かに演技もピカイチですよね?

 

キャシー・ベイツは、狂気的なファンを演じた『ミザリー』でアカデミー主演女優賞を受賞しているベテラン役者さんです。

フローレンス・ピューは、24歳の若手女優さんで、賞レースの穴として推す専門家も多いです。

 

圧倒的に評判が高いのが、こちらもベテランのローラ・ダーンです。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出ていまいたよね?

この人も、ノミネートはされますが、まだ受賞したことがないので、念願のオスカー受賞となるのか楽しみですね…

第92回アカデミー賞 監督賞ノミネート

○マーティン・スコセッシ
『アイリッシュマン』

○トッド・フィリップス
『ジョーカー』

○サム・メンデス
『1917 命をかけた伝令』

○クエンティン・タランティーノ
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

祝初受賞 ポン・ジュノ
『パラサイト 半地下の家族』

こちらも、マーティン・スコセッシやクエンティン・タランティーノなど、ベテラン勢が入っています。

トッド・フィリップスは、『ハングオーバーシリーズ』や『アリー/スター誕生』などで有名な監督さんです。

コメディが得意な監督さんですが、今回は話題の『ジョーカー』でノミネートされています。

 

この中では、戦場を驚異の「ワンカット」映像でみせる『1917 命をかけた伝令』のサム・メンデスが本命という人も多いですが、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノを推す人も多いです。

韓国人が受賞したら、韓国は大騒ぎになりそうですね~

話題にもならない日本映画の何故

韓国映画が米アカデミー作品賞にノミネートされるのは、何気にすごいことだと思います。

しかも、アカデミー作品賞や監督賞に推す人も多いです。

日本映画も頑張ってもらいたいのですが、日本映画は話題にすらならないので、映画ファンとしては正直すごく悔しいです。

 

日本の映画は、セリフもない静かな間みたいな、「何かを自分で感じてくれ~」というような静寂が多く、その静寂が美徳、というような映画が多くないですか?

役者でも、一拍置く奇妙な間でセリフを言う人が多いような気がします。

ベテランでも棒読みの役者さんがいますしね…

日本の映画は、「役を演じてますよ~」と思わせるような映画が多くありませんか?

 

ハリウッド映画では、ごく自然に上手く演じる役者さんが多いですよね?

やはり、役者としての技術を学校などで専門的に勉強した人が多いので、主役を張る人は流石に上手い人が多いです。

たまに下手な役者さんもいますけど、本当にたまにです。

日本の場合は、「脇役は上手いんだけど、どうしてこの人が重要な役やっているの~?」というような映画が多くありませんか?
 

今でも覚えているのですが、レオナルド・ディカプリオが10代の頃に出演した映画「ギルバート・グレイプ」で、知的障害者の役を演じていました。

その映画を見た時は、あまりディカプリオの事を知らなかったのですが、本当に障害者の人が演じているのかと思いました。

後で、ディカプリオが演じていたんだと気付いて、びっくりした記憶があります。

 

また、日本の映画は、セリフもはるか遠くから聞こえてくるような気がするので、よく聞き取れないこともあるし、迫力や臨場感が足りない気がしませんか?

それは、映画の編集方法にも差があるらしいです。

 

ハリウッド映画の場合、ブームマイクかワイヤレスマイクで収録しますが、上手くいかないときは声を後から録音する「アフレコ」で撮っています。

ハリウッドの役者さんは、良い俳優であるとともに良い声優でもあるのです。

 

日本の場合は、ブームマイクが主流で、後で声を録音する「アフレコ」では撮らないそうです。

仮に日本の役者さんが「アフレコ」で撮影したら、もっとひどい映画になるかもしれませんね…

日本の映画製作者は、できるだけ現場の音を収録することを重要視するので、セリフと現場の音が同時に録音されてしまい、後で音の調整ができないそうです。

ですから、現場の音が大きく聞こえるのに、役者の声が聞こえにくいということもあるのです。

 

上手い役者も多いのですが、誰とはいいませんが「どんな役をやっても同じ演じ方」をする人が、あまりにも多くありませんか?

そして、必ず演技が下手な若手芸能人が主演を演じたりするので、学芸会みたいな映画が出来上がってしまう。

 

演技の基礎もない俳優が役を演じたり、素人芸能人が名前だけで声優をやるのは本当にやめてほしい。

それと、日本では監督や主要の役者さんばかりが注目されますが、本当は良い脚本家やプロデューサーも注目されるようにならないとダメだと思う。

特に、映画は脚本が肝だと思うので。

日本にも、イギリスにあるような権威ある「王立演劇学校 RADA」や、映画専門職大学院の「ロンドン・フィルム・スクール」などのような、本格的に演技や制作を勉強できるような学校があればいいなと思うのですが…
 

とまあ、色々勝手なことを書きましたが、もし間違ったことを書いていたらすみません。

基本的には、日本映画界に頑張ってもらいたいのです。

アカデミー賞の外国語映画賞ではなく、『パラサイト 半地下の家族』のように作品賞にノミネートされるような映画を作ってほしい。これが本音です。

まとめ

今年のアカデミー賞の主要部門は、ほぼ下馬評通りという結果になりました。
その中でも韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が4部門で受賞し、今年はパラサイトの年になりました。
素直におめでとうと言いたいです!

 
年に一度のアメリカ映画のお祭りと言うよりも、世界中の映画ファンが待ちに待った瞬間、それが米アカデミー賞の発表です。

アメリカ西海岸時間の2月9日午後5時~、日本時間の2月10日午前10時から発表される受賞作品・受賞者ですが、ハリウッドの役者・映画関係者は、この名誉な賞を受賞するために1年間頑張ってきたのです。

ですから、授賞式も単なる発表会ではなく、映画に関わる人達の名誉をかけた戦いなんです。

 

その瞬間を毎年テレビで鑑賞できる映画ファンも幸せですね…

さて、今年は誰が又はどの作品が受賞できるのでしょう。

非常に楽しみです。

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